基礎体温の変化は排卵の周期でもあります。排卵が分かれば生理日も予想ができますよ。
基礎体温と排卵周期
基礎体温は大体28日間の周期で変化しています。
「大体28日間」なだけであって、個人差があります。
これが生理周期の差そのものです。
基礎体温をつけていると、この周期の間でこのようなグラフのようになります。
月経の初日を周期の始まり(第1日)とします。
そこから次の月経の直前までが、1つの周期となります。
生理の初日を基点にして見てみると、28日周期の場合生理初日から大体14日目あたりで「排卵」があり、そこから高温期となり約14日後に次の生理がくる、といった周期になります。
生理から排卵までは基礎体温は低めで「低温期」、排卵に一旦下がり、急激に基礎体温が上がり「高温期」となり、約14日間高温期が続いた後に次の生理となります。
生理周期が28日出ない場合はどうでしょう?
実は生理周期が28日より短くても長くても、「高温期」の期間は約14日間で変わりません。
生理周期が乱れている方、月によってバラバラの方でも「高温期」の期間は約14日間です。
つまり、生理初日から排卵日までの期間(低温期)が違うだけなのです。
ですから、生理周期が乱れている方も、きちんと基礎体温をつけることができれば、次の生理日が大体予想がつくわけです。
ところで、排卵日が一番妊娠可能性の高い日となります。
そもそも月経周期は約21~40日と幅があり、ちょうど28日周期で月経が巡ってくるのは女性のうち10%程度といわれています。
月経周期に差がある、つまり排卵日は生理周期によって個人差があるということです。
「生理終わって3日目だから今日は避妊なしでも大丈夫♪」と一般的にいうのは大変危険です。
ご自分の生理周期が長めであれば確かにそうかもしれませんが、逆に生理周期が短い人だったら・・・
排卵日は生理周期だけでなく、ストレスやホルモンバランスのちょっとした崩れ等に影響を受けます。
もし妊娠を望む、望まない等の思いがあるのであれば、基礎体温を測ってその月、その月の排卵日を知ることが重要です。