何かと便利な妊娠判定薬ですが、妊娠判定薬で陽性となったからといって妊娠というわけでもないのです。
妊娠判定薬で陽性!
妊娠を望んでいる方は妊娠判定薬で陽性となったらうれしいですよね。
うきうきと夫に話し、家族に妊娠の報告をし・・・となるところですが、ちょっとだけ待って下さいね。
最近の妊娠判定薬は感度も良いので、生理予定日から1週間程度たった頃から判定可能です。
先のページでも話しましたが、妊娠判定薬は妊娠ホルモン(hCG)が尿の中に「ある」か「ない」かを調べる検査薬。
陽性であれば当然妊娠していると思われます。
・・・が、まれにこの妊娠が継続しない場合もあります。
自然な早期流産が起こる場合があります。
多分、妊娠判定薬がないころは気がつきもせず、「生理が遅れたかな?」くらいで終わっていたと思われるものです。
受精した後に、着床したとしても、うまく卵が育たなかったり、何らかの原因で妊娠が継続できない場合は自然に流産となり、実質的には特に体の変化も気がつかず、遅れた「生理」となってそのまま流れてしまう。
これが早期自然流産です。
妊娠判定薬で陽性となっても、病院へ行くのはやっぱり生理予定日から1ヶ月たったくらいがベストです。
生理予定日から1ヶ月、つまり妊娠していれば妊娠2ヶ月目になるのですが、このころになると卵の様子もある程度分かり、更に2週間ほど待って卵が育っていることを確認して、妊娠ですと断定されると思います。
(経産婦の場合はそうでもないかも?)
なので、妊娠判定薬で陽性となって嬉しい気持ちはちょっと抑えて、生活に気をつけつつ、生理予定日から1ヶ月後くらいに病院へ行ってちゃんと診察してもらうまでは、あんまりアチコチに妊娠の報告はせずにおきましょうね。
妊娠判定薬は手軽ですし、早期妊娠判定薬では生理予定日前から判定できる便利な物です。
でも、実際あんまり早期に判定しすぎても、結果つらいことになる可能性だってないとはいえません。
もちろん、正しく体の状況を知ることは大切ですが、知ってしまうことで、昔なら気がつかずにタダの「遅れた生理」で済んでいたのが、逆に悩む原因を生み出すことにもなります。
なので、個人的には、早期妊娠判定薬までは必要ないかな・・・と思っています。
知ることでできることもあるかもしれませんが、それは知らなくても可能性があるなら気をつければいいだけですしね。
ま、ドラックストアで手に入る範囲内の検査薬で十分かな~と思う次第です。